この記事は「子育てをやさしい視点で見つめ直すコラム」シリーズの第9回です。
子育てに不安を感じているママやパパに向けて、4人の子育て経験と保育士としての経験も交えながらお届けしています。

子育てをしていると、
「このままで大丈夫かな」
「失敗しないように先に教えた方がいいよね」
そんな気持ちになることはありませんか?
心配する気持ちは、
子どもを大切に思っているからこそ生まれるもの。
決して悪いものではありません。
ただ、その“心配”が重なりすぎると、
ママやパパの心も、子どもの心も、
知らないうちに少し苦しくなってしまうことがあります。
■ 先回りしてしまう理由
ママやパパが先回りしてしまうのは、
子どもを信じていないからではありません。
・傷ついてほしくない
・困る思いをしてほしくない
すべて、愛情からくる自然な気持ちです。
でも先に整えすぎてしまうと、
子どもが
「自分で考える」「やってみる」機会
が少しずつ減ってしまうこともあります。
子どもは守られすぎることで、
経験から学ぶチャンスを失ってしまう場合もあるのです。
■ 子どもの力を信じる=放置ではない
「信じる」と聞くと、
何もしないことのように感じるかもしれません。

でもここでいう“信じる”とは、
見守りながら、必要なときに手を差し伸べることです。
たとえば
転びそうなときにすぐ抱き上げるのではなく
「自分で立ち上がれるかな」と少し待ってみる。
失敗したときも
「ほら言ったでしょ」ではなく
「次はどうしたらよさそうかな?」と一緒に考える。
それだけで子どもは
「自分は信じてもらえている」
という安心感を受け取ります。
■ 見守ることの意味
子どもは、毎日の経験の中で少しずつ学んでいきます。

体はまだ未熟で、知らないこともたくさんありますが、
経験を重ねることで、自分なりの答えを見つけていく力を持っています。
失敗や遠回りも、
その子にとっては大切な学びのひとつ。
すべてを整えてあげなくても、
子どもはちゃんと成長していきます。
私自身も、最初は心配ばかりでした。
だからこそ、同じように感じる方の気持ちがよくわかります。
▶ 関連記事:イヤイヤ期の子どもの成長とサイン 楽に付き合おう!(第3話)
■ ずっと守るより「立てる力」を育てる
小さい頃は手を握って支えてあげられます。

でも成長とともに、
子どもは少しずつ自分の足で歩いていこうとします。
だからこそ私は、
「守り続ける」より
「自分で立てる力を育てる」
ことを意識するようになりました。
これは子どもの成長だけでなく、
ママやパパ自身の成長にもつながっていきます。
■ 子どもの「やりたい」を尊重する
子どもを信頼するために私が意識しているのは、
必要なことはきちんと伝えること。

「まだ小さいから分からない」と決めつけず、
年齢に合わせた言葉で説明します。
たとえば段差に興味を持ったときは、
登り方だけでなく降り方も伝える。
すると子どもは自分でできることが増え、
ママやパパも安心して見守れるようになります。
■ 「大丈夫」と思えるだけで変わる
「この子は大丈夫」
そう思えるだけで、子育ては少しラクになります。

最初から強く信じられなくても大丈夫。
でも
「この子には力がある」
そう思って関わるだけで、
子どもは少しずつ自信を育てていきます。
子どもを信じることは、
同時に、ママやパパ自身の安心にもつながります。
■ まとめ
-
先回りは愛情から生まれる自然な行動
-
ただし経験の機会は残してあげる
-
信じる=放置ではなく見守り
-
子どもは経験から力を育てていく
🌿 次回予告(最終話)
【ママやパパ自身が整うと、子育てが少しラクになる理由】
※この記事は「子育てコラム」シリーズの第9話です。
シリーズ全体はこちらにまとめています。
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