この記事は「子育てを優しい視点で見つめ直すコラム」シリーズの第4回目です。
子育てに悩むママやパパに向けて、私自身の4人の子育て経験と、保育士としての経験をもとにお伝えしています。
今回は
子どもに対する「怒る」「叱る」「伝える」の違いと、
私自身が“感情に振り回される子育て”から少しずつ抜け出せた体験についてまとめました。

子育てをしていると、思わず感情的になってしまう日もありますよね。
私も4人の子どもと暮らす中で
「もう!なんで!!」と声を荒げてしまったことは何度もあります。
でもあるとき、
「怒る」と「叱る」は違う
そして
「叱る」と「伝える」も違う
と気づいたんです。
今日はその違いを、私の体験を交えながらお話しします。
少しでも気持ちが軽くなるヒントになれば嬉しいです。
■ 「怒る」は感情の発散になりやすい
「怒る」とは、感情が高ぶった状態で相手に言葉をぶつけること。

以前の私は「怒る」と「叱る」を同じものだと思っていました。
でも実際は違います。
怒る → 感情をぶつける状態
叱る → 行動を正しく導く声かけ
この違いに気づいたとき、私は
「叱り方」よりも
怒りとの向き合い方のほうが大切
なのだと感じました。
怒ってしまったとき、子どもに残るのは内容ではなく
「怖かった」「つらかった」という感情だけになることも多いからです。
■ 「叱る」は行動を伝えること
そこで私は、怒るのではなく
叱ることを意識するようになりました。

私が叱るのは基本的に
安全や命に関わる場面です。
そのときは
・短く
・落ち着いた声で
・目を見て
伝えるようにしています。
例
「今のは危なかった。だからこれはしてはいけないよ。」
感情をぶつけるのではなく、
伝える内容をはっきりさせる
それだけで、子どもの反応が大きく変わるのを感じました。
もし感情が高ぶっているときは、
一度離れて落ち着いてから話すようにしています。
■ 「伝える」は提案に近い声かけ
では「叱る」と「伝える」は何が違うのでしょうか。

私が感じている違いは次の通りです。
叱る → 守るべきことを伝える
伝える → 選択肢を示す
たとえば
「やめなさい!」ではなく
「ママはそれをしてほしくないな。どうする?」
のように伝えるイメージです。
この方法だと、
決めるのは子ども自身になります。
安全に関わる場面は叱る。
余裕がある場面は伝える。
この使い分けを意識しています。
■ 私がよく使う声かけ例
① 行動を説明する
×「走らない!」
○「走ると転んでケガをするから今は歩こうね」
② 気持ちを先に受け止める

「嫌だったんだね」
「自分でやりたかったんだね」
これを先に言うだけで、子どもが落ち着くことがあります。
③ 選択肢を出す
×「片付けて!」
○「ブロックと絵本、どっちから片付ける?」
選べるだけで、行動しやすくなる子は多いです。
■ 感情的になってしまう日があっても大丈夫

ここまで読んで
「でも怒らないなんて無理…」
と思う方もいるかもしれません。
大丈夫です。
私も感情的になってしまう日はあります。
親も人間です。
疲れる日もあれば余裕がない日もあります。
大切なのは
怒ってしまった自分を責めすぎないこと。
「今日は余裕がなかったな」と気づくだけで十分です。
子どもは意外と切り替えが早いもの。
その姿に救われる日もありますよね。
■ 怒る回数を減らしたら、家の空気が変わった

怒る代わりに
叱る・伝えるを意識するようになってから
・子どもが話を聞いてくれる回数が増えた
・表情が穏やかになった
・私自身の疲れが減った
と感じることが増えました。
子育ては特別なテクニックよりも
親の心の余裕があるかどうかで変わるのだと思います。
完璧じゃなくて大丈夫。
できる日だけでいい。
無理のないペースで向き合っていきましょう。
🌿 次回予告(第5話)
次回は…
子育ての完璧を手放すコツ 4人育児で学んだこと
を予定しています。
※この記事は「子育てコラム」シリーズの第4話です。
シリーズ全体はこちらにまとめています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも子育てがラクになるヒントになれば嬉しいです。
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