子育てを周りと比べてしまう時の心の整え方

この記事は「子育てをやさしい視点で見つめ直すコラム」シリーズの第8回です。
子育てに不安を感じているママやパパに向けて、4人の子育て経験と保育士としての経験も交えながらお届けします。

―「私らしさ」「うちの子らしさ」に戻るために―

子どもの比較子育てをしていると、
つい周りと比べてしまうことはありませんか?

「あの子はもう○○ができるのに、うちはまだ…」
「同じ年齢なのに、発達が遅いのかな?」
「他のママ(パパ)はちゃんとしているのに、私は余裕がない…」

SNSを見れば見るほど、
整った暮らしや“理想の子育て”が目に入って、
気づかないうちに心がザワザワすることもありますよね。

でも、その気持ちは決しておかしくありません。


■ 比べてしまうのは、ダメなこと?

「比べてしまう気持ち」は、
あなたが真剣に子育てと向き合っている証拠でもあります。

不安な母親

子どもを大切に思っているからこそ、
「このままで大丈夫かな?」
「ちゃんと育っているかな?」
と不安になるのです。

だからまずは、
「また比べてしまった…」と責めるのではなく、
「それだけ大切に思っているんだな」
と、自分の気持ちを認めてあげてほしいです。


■ なぜ、私たちは比べてしまうのか

比べてしまう理由のひとつは、
**「正解を探そうとしている」**からだと私は感じます。

考える母親

子育てには、明確な正解がありません。
だからこそ周りを見て、
「これで合っているのかな?」
と確認したくなるんですよね。

そしてSNSは、
毎日のうちの“きれいに切り取られた一部分”が見えやすい場所です。

本当はみんな、
悩んだり、迷ったり、余裕がなかったりします。
でも、その“見えない部分”はあまり表に出てきません。

その状態で比べると、
自分だけが取り残されたように感じてしまうことがあります。


■ 「うちの子」「私」に戻るための視点

比べて苦しくなったときは、
視点を外側から少しだけ戻してみてください。

子どもが日々できるようになること

「うちの子はどうかな?」
「私は今、どんな状態かな?」

たとえば、こんな問いかけです。

  • この子が得意なことは何だろう

  • 最近できるようになった小さな成長は?

  • 私自身、今日できたことは何だった?

成長は一直線ではありません。
早い・遅いではなく、その子のタイミングがあります。

それはママやパパ自身も同じです。
あなたにはあなたのリズムがあります。


■ 比較から抜けるための小さな習慣

もしSNSを見て苦しくなることが多いなら、
「見ない時間」を意識的につくるのもひとつです。

携帯を見る

その代わりに、
今日の中にある“小さな事実”を拾ってみてください。

  • 今日、子どもと笑ったこと

  • うまくいかなかったけど、やり直せたこと

  • 自分を少し労われた瞬間

ここで大事なのは、
**「できていないこと」ではなく「できたこと」**に目を向けること。

言い換えるなら、
意識を向けたものは、心の中で少しずつ大きく感じやすくなります。

「足りない」に目が向くと不安が増え、
「今あるもの」に目を向けると安心が育っていきます。

▶ 関連記事:子育ての完璧を手放すコツ 4人育児で学んだこと
▶ 関連記事:子育てに“余裕”をつくる、整えるための小さな習慣


■ 比べなくていい理由

あなたの子育ては、誰かのコピーではありません。

楽しそうな子どもとお父さん

あなたと、あなたの子どもだからこそ
育まれている関係性があります。

周りと比べて苦しくなったときは、
「私は、私の道を歩いている」
そう静かに思い出してみてください。

子育てに必要なのは、
他人との比較よりも、
今の自分を認めて、目の前の親子関係を丁寧に積み重ねることだと私は思います。

その積み重ねが、
自然と「私らしい子育て」につながっていきます。


■ まとめ

  • 比べてしまうのは、真剣に向き合っている証拠

  • SNSは一部分だけが見えやすい

  • 苦しくなったら「うちの子」と「私」に視点を戻す

  • 今日の小さな「できた」を拾う


🌿 次回予告(第9話)
【子どもを信じると子育てがラクになると感じた理由】


※この記事は「子育てコラム」シリーズの第8話です。
シリーズ全体はこちらにまとめています。
▶︎ 子育てコラムまとめページはこちら

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