子どもの癇癪にどう対応したらいいのかわからず、
「また始まった…」とため息をついたことはありませんか。

泣き叫ぶ、怒る、床に寝転ぶ。
何を言っても届かないように感じて、
こちらの心まで限界に近づいてしまうこともありますよね。
私自身も、家庭でも保育現場でも、癇癪を起こす子どもと向き合ってきました。
「どうしてうちの子はこんなに癇癪を起こすんだろう」
「私の関わり方が間違っているのかな」
そんなふうに悩んだことも何度もあります。
癇癪=困った行動だと思っていた頃
以前の私は、癇癪を
-
早くやめさせるべきもの
-
コントロールしなければいけないもの
だと思っていました。

外では周りの目が気になりますし、
家でも余裕がないときほど気持ちは焦ります。
だからつい
「泣かないで」
「いい加減にして」
「もう知らないよ」
そんな言葉をかけてしまうこともありました。
でも、そのたびに癇癪は激しくなり、
私自身もどんどん苦しくなっていったのです。
見方が変わったきっかけ
ある日、癇癪を起こしている子どもを前にして、
少しだけ視点を引いて状況を見てみたことがありました。

そのとき浮かんだのは、こんな思いでした。
「この子は困らせたくてやっているわけじゃない」
言葉にできない気持ち
整理できない感情
どうしたらいいかわからない状態
それが、癇癪という形で外に出ているだけなのかもしれない。
そう思えた瞬間から、
「止めること」より
「何を感じているんだろう」と考えるようになりました。
癇癪は成長の途中で起きる自然な反応
子どもは、感情との付き合い方を学んでいる途中です。
-
気持ちを言葉にする
-
我慢する
-
折り合いをつける
こうしたことは、大人のようにはまだできません。

だから感情が大きく揺れたとき、
そのまま外に出てしまうことがあります。
癇癪は
「問題行動」ではなく「発達の途中で見られる反応」
とも言えます。
実際、癇癪中の出来事を本人が覚えていないこともあり、
それだけ感情に飲み込まれている状態なのです。
親に余裕がないときほどつらく感じやすい

振り返ると、癇癪が一番つらかったのは、
私自身に余裕がなかった時期でした。
-
ちゃんとしなきゃ
-
どうにかしなきゃ
-
親なんだから我慢しなきゃ
そんな思いを抱えていると、
子どもの感情の大きさに心が耐えられなくなってしまいます。
だからこそ大切なのは、
子どもだけでなく親自身の状態にも目を向けることです。
癇癪のとき「正解」を探さなくていい

癇癪対応に絶対の正解はありません。
子どもの年齢
性格
体調
環境
によって、そのとき合う関わり方は変わります。
抱きしめた方がいい日もあれば
距離をとった方がいい日もある。
大切なのは
「完璧に対応しなきゃ」と自分を追い込まないこと。
うまくできない日があっても、それは失敗ではありません。
見方が変わると関わり方も変わる

癇癪を
「止めるべき問題」ではなく
「今この子の中で起きていること」
として見るようになると、
自分の中の力みが少し抜けていきました。
すると不思議と、
子どもが落ち着くまでの時間も少しずつ短くなっていったのです。
私が実際にしている対応例
※あくまで一例です。合うものだけ参考にしてください。
① 抱きしめて受け止める
感情があふれているときは、
まず気持ちそのものを受け止めます。
「悲しかったね」
「悔しかったんだね」
落ち着いてから行動について伝える方が届きやすいです。
② 環境を変える

強く拒否している場合は、
怒らずに場所を変えることもあります。
環境が変わるだけで気持ちが切り替わることは意外と多いです。
③ 見守る
安全な場所なら、無理に止めず見守ることもあります。
癇癪はエネルギーを使うので、
多くの場合ずっとは続きません。
落ち着いたあとに
「大丈夫だよ」と声をかけるだけでも十分です。
癇癪に悩んでいるあなたへ
癇癪に向き合っているだけで、
あなたはもう十分がんばっています。

感情的になってしまう日があっても大丈夫。
それは自然なことです。
見方を少し変えるだけで、
「困った行動」だった癇癪が
違って見える日が来るかもしれません。
焦らず、比べず、
あなたのペースで大丈夫です。
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